結婚式に大枚をはたくとは、これ如何に

20代後半に友達や会社の同僚がドドッと結婚しました。結婚式にも呼んでもらいました。都市部にあるホテルの結婚式から地元の式場まで、いろいろな式場での結婚式に足を運びました。

私も30代になりそろそろ結婚を考えているので、ブライダル系専門のウェブサイトにて、結婚式にかかる費用を調べてみました。が、結婚式とはものすごくお金のかかるイベントなんですね。
例えばゼクシィでは結婚式にかかる費用の平均は362万3000円。ハナユメでは324万6000円。みんなのウェディングというウェブサイトでは、結婚式費用の相場は316万円、自己負担金額の相場は117万円と記載がありました。
(これらは挙式・披露宴のみの額です。)

記憶をさかのぼると、友人や同僚が言っていた言葉が思い出されます。ある友人は働き始めた際、当時の彼に「私は毎月結婚式のために〇円貯めるからね、あなたも貯めてね。」と宣言したそうです。また、元同僚は就職と同時に結婚資金専用の貯蓄口座を作りコツコツと貯金をしたと言っていました。別の同僚は結婚式を挙げる際、会社の財形貯蓄をくずしたと言っていました。上記の3人は就職して3~4年目に、挙式をしていました。

ですが、結婚式とはそこまでお金をかけるべきイベントなのでしょうか。
人気ブロガーのちきりんさんの著書「ゆるく考えよう」に結婚式のために年収レベルのお金を払うことへの疑問が提起されていました。

確かにその通りだと思います。
100万円単位のお金が飛んでいくイベントなのです。その後、住宅を購入したり、子育てをしたいのならば、さらに資金が必要になります。
もちろん、先の人生が想定した通りになるとは限りませんが、自分の今後の人生にはどれくらいお金が必要なのか調べてみることが重要だと思います。そしてその中での結婚式の優先度を考えるべきでしょう。

「それでもやっぱり私はお金をかけて、理想の結婚式を挙げたいの!」という人はお金をかけて理想を叶えた方が良いですし、両親や祖父母のためにもお金をかけて素敵な挙式をしたいという人はしたら良いです。それは納得した上での選択ですので、後悔することは無いでしょう。

ですが、先々に必要なお金を現実的に考えることで、結婚式の費用は抑えてその分を住宅購入の頭金に回そうとか、将来子供をもったときのために貯蓄しておこうという選択肢を検討することができます。

結婚式とはお金のかかるもの、むしろお金をかけるのが当たり前という刷り込みがあるように感じます。他にも、家やマンションは新築を買うものとか保険には入るものなどの刷り込みも蔓延していますが…

前の記事にも書いた通り、こういったお金をかける事項を熟慮するためにも、20代のうちから考えるためにも、個人資産管理について学生のうちに学ぶ機会が必要だと思います。