英語学習の本質

過去の自分に言いたいことは色々ありますが、そのひとつは

「大学生になっても社会人になっても英語学習を続けること」

です。

 

私の場合は、小学校6年生から高校3年生(記憶がアヤシイが多分浪人生の時も)まで
ずっとNHKラジオの英語講座を聴いていたのですが
が、この習慣を大学入学と同時にすっぱり辞めてしまいました。

28歳の語学留学をきっかけに英語学習を再開し、本腰を入れたのは30歳のときです。

 

学生時代に勉強していた貯金があったので、ゼロからのスタートではなかったです。ラジオ講座のおかげで特にリスニングに慣れていたので、留学時も聞き取りで困ることはありませんでした。
今はビジネス英語を中心に勉強していますが、
英語に対して苦手意識が無いのは、学生時代に積み上げておいた基礎があるからだと確信しています。

 

でももし、大学生〜留学前の社会人時代の8年も英語学習を続けていたら?
今はもっと高いレベルに到達出来ていたと思うのです。
この空白の8年間が非常にもったいないなと思っています。

 

ではなぜ英語学習を辞めてしまったのかというと、
英語の学習=受験対策としか認識しておらず、その受験対策の英語が面白くなかったからです。

当時の英語教育は文法+読解重視で、高校の英語の授業は特に本当につまらなかったです。(今は変わっているのでしょうか??)

先生に順番に当てられてカッコ内に入る単語を答えたり、文章を翻訳していくだけの授業なんて何の意味があるのでしょうか。

高校の英語の先生たちって実際に英語でコミュニケーション出来るレベルだったのかなと疑問です。もし実践的に英語が使える先生だったらもっと違う教え方が出来たんじゃないかな。

 

学生時代の英語の授業のつまらなさや英語のテストの成績で、
英語に苦手意識を持ってしまったり、英語嫌いになってしまうのは本当にもったいないと思います。

 

私は大学の専攻は英文科ではありませんし、語学留学する前の社会人時代も全く英語と関係ない仕事をしていました。

英語の面白さに目覚めたのは語学留学をしたときです。
「英語は公用語である」ということが実体験を通して理解できたからです。
他国の方たちともお互い英語が話せれば意思疎通ができる
しごく当前のことですが、実際に体験してやっと理解できたのです。

 

今年から始まった大学入学共通テストではリスニングの配点が100点になったそうですが、私は良い傾向だと思っています。

受験英語と実践的な英語の学習を並行させるのはなかなか難しいのかもしれませんが、若い世代が英語を学ぶことに積極的になれるようなカリキュラムが出来て欲しいものです。