事務職の危機

2020年10月の実践ビジネス英語(NHKラジオ)で非常に興味深いテーマが取り上げられていました。それは「Vanishing Professions 消えゆく職業」です。

実践ビジネス英語では現代の国際ビジネス環境を反映するテーマが取り上げられており、主にアメリカを中心とした現代社会で話題になっていることや問題点がトピックになっています。

上記「Vanishing Professions」の講座の中では消えゆく職業のひとつとしてexecutive assistantやadministrative assistantが挙げられていました。
私の今回の文章では日本の企業で使われるポジションに合わせ、executive assistantは秘書、administrative assistantは事務と解釈します。

ではなぜ秘書・事務の仕事が無くなるのかというと理由は大きく2つ挙げられていました。

  1. 技術の進歩によってエグゼクティブ自身が事務的な作業も簡単に出来るようになったから
  2. 人件費の安い地域でオンライン秘書・オンライン事務を雇うことが可能になったから


私は現在秘書として働いておりますので、これはただ事ではありません。
先日、新聞で某大企業数社の来年度新卒採用予定についての記事を読みましたが、事務系職種の募集も継続されていました。なのでこの「事務職が消える」トレンドはまだ日本では顕著になっていないようだと感じました。ですが、遅かれ早かれこの波は日本にも到来するでしょう。

日本ではまだ終身雇用が一般的で、一度就職してしまえば安泰と考えてしまいがちですが、変化の早いこの時代では現状にあぐらをかいていてはいけないのです。

自分のキャリアの方向性は模索中です。
現在事務職・秘書の皆さま、一緒に来る波に備えましょう。