ロンドンの大学での日本語ボランティアについて【英語バージョンで日本の学校でもやってみては?】

先日、ロンドンの大学の日本語クラスにて日本語を話すボランティアをしたのですが、これって日本の中学や高校でもゼヒ取り入れたら良いんじゃないかなと思いました。

本来はボランティアの日本人は実際に大学に赴き、直接生徒たちとお話するのですが、コロナ禍でそれは出来ないため大学側がオンラインに変更したのです。なので日本からでもボランティアとして参加することが出来ました。

 

クラスは全員(先生・生徒・日本語ボランティア)がZOOMにて参加していました。
授業の進め方は以下のような感じでした。

  1. 先生が今回の会話で練習する表現を生徒たちに説明し、生徒たちはウォーミングアップ。
  2. 先生が生徒とボランティアを振り分け、振り分けられたZOOMの部屋にて生徒とボランティアが1対1で会話をします。1回10分でペアを変更して2回行われました。
  3. 先生が生徒たち何人かを指名し、ボランティアの人とどのような会話をしたか聞いて、授業のまとめをして終了でした。

 

私はイギリス人の女の子とイタリア人の男の子と会話をしました。
イギリス人の女の子はとっても緊張しており、英語と日本語を混ぜての会話になりました。
課題となっていた表現は練習出来ていませんでしたが、飼っているペット(ヘビ!)を紹介してくれたり、イギリスの天気の話をしてくれました。

イタリア人の男の子は高校生の時に日本に1年留学していたとのことで日本語はかなり上手でした。今回の授業のトピックは将来の夢についてだったので、彼の将来の夢や将来就きたい職業について聞いたり、ウニのお寿司が大好物であることや日本留学時に行った東京の美味しいラーメン屋さんについて話をしてくれました。

 

この授業ってとっても実践的だなと思います。
実際に日本語ネイティブと話すことで、緊張を感じたり、人それぞれの話し方やなまりの違いも体感出来るでしょうし、伝わった喜びも体験することが出来ます。

これって日本の学校でも出来るし、是非取り入れて欲しいことです。

インターネットを使えば日本国内にいる英語ネイティブの方たちだけでなく、アメリカ、イギリスやオーストラリアなど海外在住の方に英語ボランティアとして協力していただくことが出来ます。
ただ教室で座って文法を学んだり、英文を訳すことだけが英語学習ではなくて、それを実際に使ってみて初めて英語学習の本質が分かると思うんです。

 

ALTの先生を配置するだけではなくて、今だったらインターネットを使っていろんなやり方が出来るので中学・高校の英語の先生方ぜひともご検討をお願いします!!